海外酒販アジア=Carlos=BATALLA DEL VINO (BATTLE OF WINE), HARO-LA RIOJA.

皆様、こんにちは。

カルロスと申します。

 

今日は私にとって、とても大切なお祭りについてお話したいと思います。

それは、私の育った町スペインのリオハ州のア-ロという町で行われる「ワインの戦い」です。

スペインの最高級ワイン、リオハワインの生産量最大の町であり、ア-ロは「ワイン州都、ワインの聖地」とも呼ばれている。この地で行われる祭りは本当にすごいのです。祭りの日は6月29日ワインバトルその名の通りワインを掛け合い戦います。普段はのどかな町ですが、祭りの当日629日にはすごい人で溢れます。戦い前日からワインバトルに先駆け町は祭り一色に、夜はライブ演奏が行われ、当日の朝まで踊り、飲み騒ぎます。

決戦の当日29日は祭りが行われるアーロの町郊外にある、リスコス・デ・ビリビオと言う山の山中で行われます。

写真はアーロ郊外のワイン祭りの決戦の地です。右上の先に見えるのがアーロの守護聖人(セント フェリーセス)です。

このワイン祭りの参加には正装があり、上下の服、ズボン、靴すべて白で統一され、腰には赤い腰巻を巻きます。首には赤いハンカチを巻きます。

そしても持ち物にはボタバックを持参します。これはスペインの伝統的な液体容器でワインスキンとして使用されます。(この中にワインを入れ敵にワインをかけるための武器として使われます。)現在は水鉄砲やバケツで参加する人もいます。

 

会場となるリスコス・デ・ビリビオと言う山にはアーロの守護聖人(セント フェリーセス)の礼拝堂があり、セントフェリーセスにミサを捧げる為に歩いて行くのが巡礼者の伝統です。しかし、バスや車で向かうことができます。

到着し、聖人を称えるために礼拝堂でミサが行われた後に戦いが開始し、午前7時頃に始まります。

山中に入るや否や次から次へとワインを浴びせ合います。その量なんと75,000リットル。ワイン大国スペインならではのワインを武器にした戦いの祭りです。

本当にすごい量のワインなのでワイン嫌いにはお勧めできませんが、ワイン好きには最高の贅沢。この日ばかりは普段のどかな町のアーロもワイン色に染まった人で溢れ大賑わい、戦いが終わる頃には真っ白の正装はワインの赤紫色に色に染まります。

リオハ・アルタの最高のワインを浴びてた戦いの後は、スペインのこの地域の伝統的なカタツムリの料理カラコレスを昼食に味わうことがお勧めです。

戦いが終わった後は、白い服がワインによって赤紫色に染まった状態でアーロに戻り、「ブエルタス-Vueltas」(音楽のリズムに合わせて街の中心部を歩く)と呼ばれるパフォーマンスを行い、戦いの結果を発表します。

この独特の戦いの起源は明らかではありませんが、11世紀と13世紀の間に隣のミランダ--エブロ(ブルゴス)との領土紛争から来ていると言い伝えられています。祭が行われた山中が2つの自治体の境界線で自分の領土を主張しワインをかけて戦ったのが、この祭りの起源と考えられています。今ではその風習が伝統となり、アーロの誇りとなる祭りになっています。

是非この時期のスペインを訪れる際は、この戦いとリオハの良質なワインをお楽しみください。

 

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