ニコラ ジョリー,クレ ド セラン[1989]Coulee de Serrant, Nicolas Joly

ビオディナミ農法の第一人者であるニコラ・ジョリーが単独所有するクレ・ド・セランは、ロワール河の北岸のサヴニエール地区にシトー派の修道僧によって12世紀に植樹されたロワール屈指の銘醸畑です。ビオディナミの先駆者的な存在となり、ブルゴーニュの偉大な女神ラルー・ビーズ・ルロワ女史でさえ影響を受けていると言われるほど。今でこそフランス各地の一流生産者に導入されている農法ですが、フランスで初めてビオディナミを取り入れ成功したのは彼その人なのです。

銘醸畑が生む世界最高峰の熟成シュナン・ブラン　熟成による複雑なニュアンスも感じられますが、口当たりは明るくフレッシュ。熟した果実やジャスミンなどの華やかな風味のあとに、酸化したリンゴやナッツのニュアンスが続きます。驚くほどに複雑で美しいこのワインは、一生に一度はお試しいただきたい逸品です。
品種：シュナン・ブラン100％