コルトン・ルナルド グラン・クリュ[1967]Corton Renardes Grand Cru Droz et Cie

コルトンの丘はベレー帽のように頂上に森を頂く周囲から独立した標高３８８ｍの小山で、コート・ドールを北のコート・ド・ニュイと南のコート・ド・ボーヌを分ける位置にあります。

コルトンの丘の裾野は、ラドワ・セリニー村、ペルナン・ヴェルジュレス村、アロース・コルトン村にまたがっており、この３村のみがコルトンとコルトン・シャルルマーニュを名乗ることができます。赤ワインのコルトンは、コルトンの丘の東～東南向きの斜面で多く造られています。粘土や鉄分が多い土壌で、ここで造られるブドウは、コクが有りミネラルを豊富に含む、ガッシリとしたワインを産み出します。

複数のリューディーのブドウをブレンドした場合は、単純に「コルトン」と表記します。また、比較的品質が劣ると言われているリューディーの場合、それを明記してしまうと価値が下がるので、敢えてリューディーは名乗らずにただの「コルトン」としてリリースする生産者が多いようです。ですので、コルトンの後にリューディーが併記されている場合は、生産者の自信の表れであり、品質も高いのです。