アルボワ・ヴァン・ジョーヌ, ジャック・ピュフネイ[1999]Arbois Vin Jaune, Jacques Puffeney

 ドメーヌ　ジャック・ピュフネィはAOCアルボワ地域に7.5ヘクタール所有している。ブドウ畑で働く父親を持ったジャック・ピュフネイがワイン造りを始めたのは17歳の時。しかし、評価を得て畑を拡大するまで、地元のチーズ　“コンテ”の職人として生計を立てていた。今では信望厚く、魅力的で、人気のある生産者。畑と蔵内での彼の優れた技量と、ぽっちゃりとした体格に豊かな白ひげの風貌で、ジュラでは“アルボワの教祖”として親しまれている。

ブドウを手摘みで収穫し古いフードルや樽で熟成。サヴァニャンから造られる白ワインは、樽で酸化の風味を持たせるため捕酒しないなど伝統的な手法が用いられ、ワインにはフロール（産膜酵母）など、樽の存在を感じることができる。
ジャックの父親が厳選し植えたブドウは樹齢50年を超える。ジュラの冷涼な気候は、フレッシュで酸が強く、食事とよく合うワインを生みだす。フィネスに溢れエレガントで品質の良いワイン。しかし、生産量が限られており日本でもあまり知られていない。

ヘーゼルナッツや新鮮なクルミの香り、エスニックなスパイスなどの風味が感じられる。余韻も長くドライで複雑さと深みがる。樽にフロール（産膜酵母）が張った状態で6年以上熟成させる特別な醸造による個性的な味わい。
コック・オ・ヴァン・ジョーヌ(鶏のヴァンジョーヌ煮込み）。　
白身魚や貝の鮨。イカ団子クルトン揚げなど中華の揚げ料理。食後にコンテチーズやナッツと。

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